In My Book

コトバときどき私

励ますLINE練習

ライティングの授業でLINEで「励ます」練習を行いました。

 

 

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学習者は全員中国人。

レベルはN1~N2保持程度です。

オンライン授業でした。

使用ツールはlinoです。

linoit.com

 

中国で使えるサイトって限られていますよね。

linoはメールで送れるんですよ。

画面はシェアすれば見られますからね。

 

linoを使った別の活動はこちら。

lbservice.hatenablog.com

 

スキーマの活性化だのCan-doだの

授業ではやりましたが、ここでは省略。

まずは書かせてみます。

 

【問題】

 あなたは日本の大学に留学している学生です。あなたの友達のみさきさんからLINEが届きました。みさきさんは中国に興味があり、大学の交換留学プログラムに申し込んで最終面接まで受けましたが、残念ながら選ばれなかったということでした。みさきさんに返事を書いてなぐさめましょう。

▶LINEで返事を書きます。

▶あなたはみさきさんが今まで一生懸命準備をしてきたことを知っています。

▶みさきさんとは1年前からの友達で、お互いに大事なことを相談することもある仲のいい友達です。

 

【LINE画面】

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LINE画像がある方がよりリアルで、イメージもしやすいですよね。

LINE画像はこちらから作成できます。

(めっちゃ使わせてもらっています)

www.mojimaru.com

 

まずは書いてみる。

どこが大変だったかを発表してもらいます。

まだ私が何も教えていないことですし、

失敗したくない、恥ずかしい思いをしたくない、

という学生が出ないように

匿名OKにしています。記名ももちろんOKです。

 

Zoomであればグループワークなどができると思います。

残念ながら、私の使用している会議ツールには

BORがないので、数人を順番に選んで、

いいところや思ったことなどを発表してもらいます。

 

・どう励ましてもらうとうれしい?

・それは何で?

・ぐっときた表現はある?

・それは何で?

…などなど学生同士で話し合ってもらい、

意見を出し合います。

 

どう励ましてもらったらうれしいか、というのは

本当に千差万別で

「飲みに行こう!と誘ってくれるのがいい」

「いつでも話を聞くよ、と待ってもらえると嬉しい」

「あきらめるな、と言われると頑張ろうと思う」

というような意見が出ました。

そばにいてほしい人もいれば

落ち着くまで待ってほしい人もいて、

さらに叱咤激励してもらいたい人も。

 

多様性を感じてもらえたようです。

正しい答えがない、というのは

結構難しい問題だったりするようですが

なんとか頑張ってくれていました。

 

励ますときの役に立つ表現などを教えた後、

2回目を書いてもらいます。

 

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【問題】

あなたは日本語学校の学生です。友達のラナさんが好きな人にふられて落ち込んでいるので、なぐさめてあげましょう。

▶LINEで返事を書きます。

▶ラナさんが学校を休んでいたので心配になってLINEをしたら、ラナさんからの返事には、ずっと好きだったカナさんに気持ちを伝えたら、ふられてしまったと書いてありました。カナさんには別に好きな人がいたそうです。

▶ラナさんとは2年前からの友達で、よく一緒にカラオケに行きます。

▶あなたとラナさんとカナさんは同じ授業を取っています。

母語が違うので、ラナさんとはいつも日本語でコミュニケーションをとっています。

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これも同じようにlinoを使用して書いてもらいます。

2回目は時間がなくて宿題としました。

 

2回目はきちんと授業で教えたので赤を入れます。

学生同士では文法や表記のミス、もらった時にどう思うかを

ピア活動してもらいました。

 

最後にアクセスできない学生のためと、

ポートフォリオとして残すために

スクリーンショットを学生に送りました。

 

オンラインのピア活動ってめっっちゃ時間かかりますよね…

そこをどうにかしたいなと思っています。