In My Book

コトバときどき私

読んで良かった2020

#買って良かった2020 という記事を書きました。

これははてブのお題だったのですが、それなら

#読んで良かった2020 というのもアリかな、と思い

今日は今年読んだ本のベスト3を書いてみようかと思います。

難しい!

 

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3位「女性の視点で見直す人材育成」 

女性活躍推進に最も必要なのは「①女性たちが働く環境づくり」と「②キャリアステージに応じた支援」なのです。

人を育てたいならまず職場を育てよう

女性活躍推進の鍵は「長時間労働の是正」

いわゆる「実家が太いキャリアウーマン」とか

「夜1時に寝て朝4時に起きるスーパーウーマン」などの

うんざりするようなロールモデルは出てこず

なんならそれを批判しています。

「個人の力」に頼る発想はもうやめよう、ということですね。

スタッフ期、リーダー期、マネージャー期とわけているのもポイントが高いです。

今後のキャリアを考えるうえで役に立つ一冊だと思います。

 

2位「世界基準で夢をかなえる私の勉強法」 

世界基準で夢をかなえる私の勉強法

世界基準で夢をかなえる私の勉強法

  • 作者:北川 智子
  • 発売日: 2013/02/14
  • メディア: 単行本
 

リピート戦法で会話のぎこちない間をつなぐ

 記憶で大事なのは重要な事と重要でないことの「情報整理」

苦手なことに浪費する時間を極力減らす

『ハーバード白熱日本史教室』の方が有名かもしれません。

あの北川智子さんの書かれた本です。

国語学習者としての目線と教師としての目線のどちらもが書かれていて

とても興味深く読み進められました。

ただ本の題名から「勉強法」メインで書かれていると想像される方も多いと思いますが

どちらかというと北川さんの自伝に近いものです。

抜きんでた頭の良さはやはり子供からのようで、

この通りにすれば北川さんのようになれる、というものではないです。

ですが外国語とどう向き合ってきたのか

アクティブラーニングを取り入れた経緯はどういうものか

など、学ぶべき内容はたくさんあります。

 

1位「82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨン

82年生まれ、キム・ジヨン

 

2020年ナンバーワンはまさにこの本です。

「女性」というだけで、こんなに生きにくいのか、と打ちのめされる本だと思います。

優しいご主人でさえ、病院の先生でさえ

私たちのことは理解できていないのです。

男性には見えない、感じえない、知りえない女性としての生きにくさや差別が

まざまざと書かれています。

多くの女性はキム・ジヨンなのです。

世界規模で見ればもっとひどい状況です。

女性はもちろん、男性にも読んでほしい。

本が苦手ならぜひ映画を見てみてほしい。

私は幸運にも映画の試写会に行くことができ

他の人より早く見ることができました。

映画も泣きました。悔しくて悲しくて。

klockworx-asia.com

文句なしの1位です。これは本当にオススメ。

 

みなさんの #読んで良かった2020 もぜひ教えてください。